2634144 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

本当の美しさを求めてーかぐや治療院

本当の美しさを求めてーかぐや治療院

老化とは(女性の場合)

老化とは、あらゆる分泌機能が衰え、ゆっくりと乾燥が進んでいく現象です。

「更年期以降はドライスキンをはじめ、ドライアイ、ドライマウスなど、ホルモンが関係する場所の乾燥が起こりやすくなります。これと同じことが腟でも起こっているドライヴァジャイナ(膣乾燥)と考えて良いでしょう」
 

女性の肌がみずみずしく、ハリを保っていられるのは、エストロゲンという女性ホルモンの影響が大きい。しかし、加齢とともにエストロゲンの分泌量は減少し、肌内部組織においてコラーゲンの減少やエラスチンの変性が起こると、皮膚は萎縮し、シワや乾燥症状があらわれてきます。

それと同じように、腟内でも腟壁の粘膜細胞が非常に薄くなる。同時に潤いが失われてカサカサと乾燥しやすくなり、傷つきやすくなってしまうのです。 

その結果、痛くて性交できない、下着が擦れて痛む、かゆみやヒリヒリ感が起こるなど、日常生活に支障をきたすことになります。

自浄作用がダウンし細菌が繁殖しやすくなります。

閉経後は細菌感染症にもかかりやすくなります。本来、エストロゲンの分泌が活発な時期の女性の腟粘膜は、弾力と厚みがあり、適度に潤っています。

しかも、女性ホルモンのエストロゲンの作用により腟壁の表層上皮細胞内では、グリコーゲンが作られます。グリコーゲンはブドウ糖に分解され、さらに乳酸に変化して、腟は常にpH 3・8〜4・6の酸性に保たれるようになっているのです。

「セックスによって、腟内には大腸菌などの病原菌がたくさん入ってきます。それでもブドウ糖をエサにする乳酸桿菌(デーデルライン桿菌)がよく増殖し、腟内の酸性度が高く保たれているおかげで、腟は感染せずに済みます。若い人の腟では、このような自浄作用が働いて、病原菌や雑菌が繁殖しにくくなっているのです。」

ところが、閉経後、卵巣機能が低下してエストロゲンの分泌量が減少すると、デーデルライン桿菌の働きが低下、腟内はアルカリ性に傾き、自浄作用が低下してしまう。細菌によって汚染されやすくなり、腟炎を起こしやすくなるのです。

「内診したときに腟壁が赤茶けて炎症を起こしていると、萎縮性腟炎と診断できます。感染による黄色っぽいおりもの、腐臭なども特徴的です。」 

通常、卵巣機能が低下すると分泌物の量も減ってくるのですが、閉経後におりものが増える場合には、萎縮性腟炎の可能性が高くなります。




© Rakuten Group, Inc.